洗顔をしたら化粧水をつけて、乳液でフタをして…というスキンケアが王道であることは、皆さんもご存じのことと思います。
ただ、以前に比べて、オールインワンジェルのスキンケアアイテムを目にすることが増えましたね。
化粧水といえば、肌に水分を与えてくれる役割を果たしてくれるアイテムです。一方、オールインワンジェルとは、化粧水・乳液・美容液・クリームなど複数の役割を1つの商品に集約したアイテムです。
今回は、化粧水とオールインワンジェルの違いや、オールインワンのメリット・デメリットを知識として得られるよう、情報をお伝えします。
化粧水とオールインワンジェルの違いとは?
化粧水とオールインワンジェルの違いは、「成分」と「手間」にあります。
化粧水は、ほとんどが水や水溶性の成分です。肌に水分を与えてくれますが、水分が逃げないように乳液やクリームでフタをする行程が必要になります。
オールインワンジェルは、化粧水の成分に加えて、乳液やクリームに含まれるような「油分」や美容液のような「美容成分」も配合されているものもあり、1本でスキンケアの工程を網羅できます。
「オールインワン」に明確な基準はない
実は、「これを満たせばオールインワン化粧品」という、明確な基準はありません。例えば、同じ成分バランスのクリームでも「オールインワン」として売り出すか、「化粧水の後につけるクリーム」として売り出すかは、メーカーによって異なります。
「オールインワンジェルを使っているけど肌が乾燥しやすい」と感じる場合は、化粧水を併用する、などのアレンジが有効な場合があります。
オールインワンのメリット
オールインワンのメリットは、「楽さ」と「コストパフォーマンス」でしょう。
王道のスキンケアでは、「化粧水」「乳液」「美容液」「クリーム」など、複数の行程をこなすわけですが、「オールインワンジェル」なら1本で済むので、手間がかかりません。
また、「化粧水」「乳液」「美容液」「クリーム」をそろえようと思えば、薬局にある化粧品でも3,000円から5,000円ほどはかかりますが、オールインワンジェルなら1,000円前後のものもあり、一度の出費が少なくて済みます。
オールインワンのデメリット
オールインワンのデメリットは、肌質に合ったスキンケアがしにくいところです。
化粧品を個別に使う場合は、「乾燥肌なので化粧水も乳液も少し多めにつける」「脂性肌なので乳液は少なめに」「シミ対策の美容液をプラス」といった、その人専用のスキンケアが行えます。
オールインワンジェルは、初めから成分バランスが決まっているため、応用がきかない部分があります。
化粧水とオールインワンジェルはどちらが良い?
結論からいうと、どちらも正解です。
ただし、自分の肌の状態とよく相談しましょう。
普段から肌トラブルが起きにくく、保湿もしっかりできている方や、「時間がなくてスキンケアがままならない」という方はオールインワンジェルでも良いでしょう。
ただし、「同じ化粧品でもオールインワンとして出すか、そうでないかはメーカーの判断」と前述したように、オールインワンだからといって特別な成分が入っているわけではありません。
化粧水、乳液、美容液、クリームと工程を重ねてきた方が、オールインワンジェルに変えた場合、肌の反応が変わってくることもあります。
「オールインワンジェルだけでは乾燥ぎみ」という方は、化粧水や乳液を併用することをおすすめします。
まとめ
今回は、オールインワンジェルの特徴や、メリットデメリットの部分をお伝えしました。
最近ではオールインワン系の化粧品も種類が増え、美容成分が多めのものや、美白に特化したものも登場しています。
実際、仕事や産後など、多忙な方にとって時短でスキンケアができるオールインワジェルは、重宝している方も多いのではないでしょうか。
忙しい時はオールインワン、時間に余裕がある時は個別のスキンケアを使い分けてみるのも良いですね。